代表あいさつ
当社は、昭和29年の創業後、同31年4月に、許可を取得し豊建築士事務所を構え、同45年10月に株式会社豊工務店として組織改編し今日に至ります。
創業当初より、木造住宅建設に従事して参りましたが、現在は事業を拡大し、「お客様からの信用と確かな技術」をモットーに、熊本の建築業者として官公庁発注工事から地元企業、学校法人、社会福祉法人、個人のお客様の住宅まで、皆様に満足いただけることを最優先に考えて取り組んで参りました。
また、当社の木造建築は、自然と共生した空間づくりを重視した在来軸組工法の国産木造住宅にこだわった住宅の建築を行って参りました。そして素材にこだわり、建築材料を出来る限り自然素材である木・竹・紙・石・土等を使用し、建物の計画において自然光の採り入れ、風の流れや温度差を利用した換気等を考え、極力機械に頼らない空調等にも取り組んでおります。
しかしながら、建築基準法の改正により、木造建築の高層化が可能となり、更には国の2050カーボンニュートラル宣言による脱炭素社会実現への関心の高まりから、その社会的要求に応えるべく質の高いZEB建築(ネット・ゼロ・エネルギー・ビルディング)が推進されるなど木造建築を取り巻く状況が大きく変化しています。
このような社会の変化に対応すべく、当社は創業以来こだわってきた在来軸組工法と高層木造建築を可能とするTKS構法等の木造新工法を融合させ、これまでにない新たな大型木造建築の創造とZEBの導入に取り組んで参ります。
また、一方で熊本県が推進する、くまもと型伝統構法(くまもとの気候に適応した木,土,藁,イグサ,紙等の自然素材で構成された建物)の技術継承を喫緊の課題と捉え、その取り組みを推進して参ります。
当社は、これら新工法、在来工法、伝統工法の取り組みにより、地元産の木材利用を推進し、合わせてカーボンニュートラルの実現を目指して参ります。
多くの皆様に当社の木造建築の取り組みを知って頂き、ご覧いただき、そして共感して頂ければ幸いです。
代表取締役社長 鐵谷 浩之