木造アパート・マンション
木の温もりと自然な雰囲気は、心地よさと居住空間の豊かさを提供します。木の素材は調湿効果があり、室内の湿度を調節し快適な住環境を実現できます。また、木の断熱性はエネルギー効率を高め、省エネルギーな住まいを実現します。木造建築は地震に強い耐震性を持ち、住民の安全を確保することができます。さらに、木材は環境に優しく、持続可能な建築に貢献します。木造のアパート・マンションは、住民の健康と快適性を重視し、自然と調和した住まいを提供することができるでしょう。木の表情や風合いが特徴的な建物は、豊かな暮らしとくつろぎをもたらします。
豊工務店の安さの秘密

従来、RC造、S造で建てられてきた中大規模の店舗・商業施設においても、ツーバイフォー工法(木造枠組み壁工法)を採用しています。

当社が、木造アパート・マンションをおすすめする理由は、「価格の安さ」にあります。建築は、①基礎工事、②躯体工事、③外構工事、④内装工事に分けられます。木造建築では、①基礎工事費がほかの構造に比べ抑えられます。理由は、木造の躯体は、ほかの構造に比べ軽く、それを地盤上で安定させる基礎に関 してそれほど頑丈なものが求められないからです。その結果、一般流通材を用いた場合、建築工事費全体としてみても、木造はほかの構造に比べ経済的になる傾向がみられます。木造のほうが割安に済む理由はもう一つ、工期の短さです。工期は鉄骨造(S造)で約5カ月、木造で約4カ月程度です。(案件により異なります。)工期が約1カ月短ければ、現場で働く技術者・技能者の人件費も抑えられます。
木造建築の導入状況
豊工務店では、マンション・アパートの建築に、ツーバイフォー工法(木造枠組み壁工法)を採用しています。 一般的に、“地場ゼネコン”と呼ばれる地域の総合建設会社の多くは、木造建築を得意としていません。木造建築は、1~2階建ての戸建てやアパートなど、従来、小規模な住宅建築に採用されてきましたが、特殊な設計・施工ノウハウが必要となる非住宅や4階以上の高層階住宅ではほとんど採用されてきませんでした。鉄筋コンクリート造(RC造)や鉄骨造(S造)などの大規模施設建築を得意とするゼネコンでも、大型木造建築は実績がなく案件をお受けできない企業がほとんどです。

住宅・非住宅の建築着工統計をみると、1~2階建ての住宅では87.1%が木造となっています。一方で、1~2階建ての非住宅では81.4%が非木造となっています。また、4階以上の高層階となると、住宅・非住宅ともに非木造のシェアが大きくなっていることが分かります。
木造住宅の環境配慮


樹木は、光合成によって大気中のCO2(二酸化炭素)を取り込み、木材の形で炭素を貯蔵しています。このため、木材を建築物に用いることは、大気中のCO2を固定することにつながります。例えば、木造住宅は、鉄骨プレハブ住宅や鉄筋コンクリート住宅の約4倍の炭素を貯蔵していることが知られています。また、木材は、鉄やコンクリート等の資材に比べて製造や加工に要するエネルギーが少ないことから、木材の利用は、材料製造時のCO2の排出削減につながります。
さらに、材料製造時・輸送時及び建設時等におけるCO2の排出量をみると、住宅の場合、木造は鉄筋コンクリート造・鉄骨造の6割程度、事務所の場合、木造は鉄筋コンクリート造の4割程度、鉄骨造の7割程度と少なく抑えられることが報告されており、建設時にも環境負荷の軽減に寄与しています。