豊工務店の安さの秘密
「木材は、鉄骨、コンクリートに比べて燃えやすく火事になりやすい。」とのお声をよくお聞きします。ご存知の通り、木材は燃えますが、燃え進むのがとても遅いという燃え方の特徴があります。モノの燃焼には酸素が欠かせません。木材は、大気に触れた表面が炭化するため、燃え進もうにも酸素の供給が妨げられてしまいます。鉄骨、コンクリート自体は燃えませんが、原料や製品に引火して火災・爆発事故等が発生します。また、火災時の過熱によって鉄は強度が急激に落ちるため、建物崩壊の危険性があります。火災時は、建物の素材より、緊急時の安全設やBCP(事業継続計画)対応の方が重要と考えられます。災害発生時は、人命が最優先となります。火災発生時の建物の安全性確保では、①燃え進む速度をできるだけ抑えること、②建物内の人が避難できる動線を確保しておくことなどが必要となります。消防法に準拠し、BCP(事業継続計画)の作成や、安全訓練の定期実施など実施します。
法定耐用年数表
用途 | 木造 | 鉄骨造 | RC造 |
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事務所 | 24年 | 38年 | 50年 |
店舗 | 22年 | 34年 | 39年 |
住宅 | 22年 | 34年 | 47年 |
病院・診療所 | 17年 | 29年 | 39年 |
倉庫・工場 | 15年 | 31年 | 38年 |
工場・倉庫の場合、鉄骨造(S造)の耐用年数31年に対して木造は15年で設定されています。減価償却資産の耐用年数が他構造に比べて短いため、鉄骨造やRC造に比べて毎年の減価償却費を多く計上でき、キャッシュフローが有利です。適切にメンテナンスされた木造の耐用年数は他工法と遜色ありません。最終的な解体コストも安価です。